
Webサイト制作でコンテンツの自由度を高めるために欠かせない「Advanced Custom Fields(ACF)」。中でも「リピーター」「ギャラリー」「フレキシブルコンテンツ」はよく使われる強力なフィールドタイプですが、使い分けを誤ると管理画面が煩雑になったり、表示が非効率になったりします。本記事ではそれぞれの特徴と使い分け方を実例とともに解説します。
目次
リピーターフィールド:繰り返し構造に強い
特徴
- 同じセットのフィールドを繰り返し入力できる
- テキスト、画像、リンクなどを組み合わせたブロックに向いている
使用例
例1:スタッフ紹介
<?php if (have_rows('staff_list')): ?>
<ul class="staff-list">
<?php while (have_rows('staff_list')): the_row(); ?>
<li>
<img src="<?php the_sub_field('photo'); ?>" alt="">
<h3><?php the_sub_field('name'); ?></h3>
<p><?php the_sub_field('profile'); ?></p>
</li>
<?php endwhile; ?>
</ul>
<?php endif; ?>
向いているケース
- FAQリスト
- お客様の声
- 複数の商品ブロック
ギャラリーフィールド:画像のまとめ管理に便利
特徴
- 複数画像をまとめて一括アップロード・並び替え可能
- サムネイルやスライダーに最適
使用例
例2:施工事例のギャラリー表示
$images = get_field('gallery');
if ($images): ?>
<div class="gallery">
<?php foreach ($images as $image): ?>
<img src="<?php echo esc_url($image['sizes']['medium']); ?>" alt="<?php echo esc_attr($image['alt']); ?>">
<?php endforeach; ?>
</div>
<?php endif; ?>
向いているケース
- 商品ギャラリー
- 施工写真
- スライダーやカルーセル
フレキシブルコンテンツ:自由な構成に対応
特徴
- 複数種類のコンテンツブロックを定義できる
- 管理者が順番や種類を自由に選べる
使用例
例3:トップページの自由なコンテンツ構成
<?php if (have_rows('content_blocks')): ?>
<?php while (have_rows('content_blocks')): the_row(); ?>
<?php if (get_row_layout() == 'image_block'): ?>
<img src="<?php the_sub_field('image'); ?>" alt="">
<?php elseif (get_row_layout() == 'text_block'): ?>
<div class="text-block">
<h2><?php the_sub_field('title'); ?></h2>
<p><?php the_sub_field('text'); ?></p>
</div>
<?php endif; ?>
<?php endwhile; ?>
<?php endif; ?>
向いているケース
- トップページのセクション切り替え
- ランディングページ
- 複数レイアウトの柔軟な構成
まとめ:用途に応じて適切なフィールドを選ぶ
ACFの「リピーター」「ギャラリー」「フレキシブルコンテンツ」はそれぞれ得意分野が異なります。
- リピーター:同一構造の繰り返しに強い(例:スタッフ一覧)
- ギャラリー:画像管理とビジュアル重視の場面に最適(例:画像スライダー)
- フレキシブルコンテンツ:複数のブロック構成を自由に組みたいときに有効(例:LPやトップページ)
適材適所でこれらのフィールドを活用することで、より保守性・柔軟性の高いWordPressサイト構築が可能になります。

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