モバイルフレンドリー対応チェックと修正ポイントまとめ(2025年版)

スマートフォンユーザーが大半を占める現在、Webサイトのモバイル対応は必須です。かつて提供されていた「Googleモバイルフレンドリーテスト」は廃止され、現在はLighthouseやSearch Consoleによるチェックが主流です。本記事では、2025年現在のモバイル対応チェック手法と、修正すべきポイントを具体例付きで解説します。

モバイルフレンドリーとは?

モバイルフレンドリーとは、スマートフォンなどの小型デバイスでも快適に閲覧・操作できるWebサイト設計のことです。Googleは検索順位を決定する上で「モバイルファーストインデックス」を採用しており、モバイル対応はSEO上も重要です。

主な評価ポイント:

  • コンテンツの表示幅が画面に収まる(横スクロール不要)
  • テキストが小さすぎない
  • タップしやすいリンク・ボタン間隔スマートフォンユーザーが大半を占める現在、Webサイトのモバイル対応は必須です。かつて提供されていた「Googleモバイルフレンドリーテスト」は廃止され、現在はLighthouseやSearch Consoleによるチェックが主流です。本記事では、2025年現在のモバイル対応チェック手法と、修正すべきポイントを具体例付きで解説します。
  • モバイル表示専用のビューポート設定がある

モバイル対応チェック方法(2025年現在)

1. Chrome DevTools + Lighthouse

LighthouseはChromeに内蔵されたWebサイト分析ツールで、モバイル表示のUXに関する多くの項目を評価できます。

手順:

  1. Chromeで対象ページを開く
  2. デベロッパーツール(F12)を開き「Lighthouse」タブを選択
  3. デバイスに"Mobile"を指定し、"Generate report"をクリック

評価項目(一部):

  • Viewportが設定されているか
  • タップターゲットのサイズと間隔
  • テキストサイズが十分か
  • レイアウトが画面に収まっているか

2. Google Search Console の「ページの操作性」

Search Consoleにサイトを登録しておけば、「ページの操作性」レポートでモバイル対応に関する問題が継続的にモニタリングされます。


よくあるNG例とその修正ポイント

❌ 固定幅で画面に収まらない要素

<div style="width: 1200px;">コンテンツ</div>

✅ 修正例:

.container {
  width: 100%;
  max-width: 100%;
}

❌ フォントサイズが小さい

body {
  font-size: 10px;
}

✅ 修正例:

body {
  font-size: 16px;
}

❌ ボタンが小さすぎてタップしづらい

<a href="#" style="padding: 4px 8px;">詳細はこちら</a>

✅ 修正例:

a {
  padding: 12px 24px;
  display: inline-block;
  font-size: 16px;
}

❌ 横スクロールが発生する表や画像

<table>
  <tr><td>非常に長い内容が続く……</td></tr>
</table>

✅ 修正例:

table {
  display: block;
  overflow-x: auto;
  width: 100%;
}

img {
  max-width: 100%;
  height: auto;
}

対応時のベストプラクティス

  • <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1"> を必ず設定
  • メディアクエリ(@media)で画面幅ごとの調整を行う
  • ホバー専用UIは避け、クリック・タップ中心に設計
  • タッチ操作しやすい間隔・サイズを確保(48px以上推奨)

まとめ:2025年のモバイル対応はLighthouse+Search Consoleで常時チェック

Googleのモバイルフレンドリーテストは終了しましたが、LighthouseとSearch Consoleで代替できます。特にLighthouseでは即時診断が可能で、Search Consoleでは長期的な監視が可能です。ユーザー体験の改善とSEO向上のため、モバイル対応のチェックと修正は継続的に行いましょう。

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