SEO内部対策チェックリスト30項目【実装者向け】

SEOの成果を上げるには、まず土台となる内部対策が不可欠です。本記事では、HTMLやCMSを直接触れる実装者向けに、検索エンジンに評価されやすいサイト構造やコード設計のポイントを30項目にまとめました。自社・クライアントサイトの品質チェックにもご活用ください。
HTML構造の最適化
SEOの基礎となるHTML構造の見直しは、検索エンジンの理解度に直結します。
<!DOCTYPE html>
が正しく宣言されているか<title>
タグがページごとに最適化されているか<meta name="description">
に適切な要約があるかh1
タグがページに1つだけ使われているか- 見出しタグ(
h2
〜h6
)が論理的に階層構造になっているか <strong>
と<em>
を適切に使っているか- HTMLバリデーションエラーがないか
モバイル・アクセシビリティ対応
Googleのモバイルファーストインデックスに対応するためのチェック項目です。
- モバイルビューでコンテンツがはみ出していないか
- ビューポート設定が適切か(例:
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
) - フォントサイズやボタンがモバイルでも読みやすく・押しやすくなっているか
- ラベル付きのフォーム要素(
<label>
の使用)になっているか - コントラスト比が十分か(WCAG準拠)
- キーボード操作だけでもナビゲーション可能か
内部リンク・ナビゲーション
内部リンクの構造はクロール効率とユーザビリティに大きく関わります。
- ナビゲーションがサイト全体に共通しているか
- パンくずリストが正しくマークアップされているか(
schema.org
など) - 関連記事や人気記事の内部リンクが設置されているか
- アンカーテキストが具体的かつ関連性があるか
- 階層の深いページに2クリック以内で到達できるか
- 404ページが適切に設計され、リンク先を提案しているか
構造化データ・リッチリザルト
検索結果にリッチな情報を表示させるための対応です。
schema.org
に準拠した構造化データを使っているか- パンくずリストの構造化データを設定しているか
- 記事ページに
Article
やBlogPosting
の構造化データを設定しているか - 商品ページに
Product
構造化データを設定しているか - FAQやHowToの構造化データがある場合、正しくJSON-LDで記述しているか
- Googleリッチリザルトテストでエラーが出ていないか
表示速度と技術的最適化
検索順位やUXに直結する高速化・最適化のポイントです。
- 画像はWebPやAVIFなどの次世代フォーマットを使用しているか
- 画像に適切な
width
/height
を指定し、CLSを抑制しているか - JavaScriptやCSSの読み込みを遅延/非同期化しているか
- 不要なライブラリやCSSを削除しているか
- Core Web Vitals(LCP/CLS/INP)のスコアが基準値を満たしているか
robots.txt
とsitemap.xml
が適切に設置されているか
まとめ:SEO内部対策は実装レベルで差がつく
SEOの内部対策は、目に見えるコンテンツだけでなく、HTML構造やアクセシビリティ、表示速度など、実装レベルの品質が問われます。本チェックリストをもとに、サイトの現状を定期的に見直すことで、検索エンジンとユーザーの両方にとって価値のあるWebサイトへと進化させていきましょう。

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